胆嚢摘出手術の感想② 〜腹腔鏡手術と入院から退院まで〜
2018/09/08
胆嚢摘出手術を受けた時の入院から退院までの感想を書きつつ、体験記を残しておこうと思います。
もう既に手術から2年が経っており、今は手術前とは違ってある程度好きなものを食べられるので良かったと思っています。
二人目の子供が生まれる直前でしたが、生まれてからよりは良いと思い、生まれる前に決着させようと手術に臨みました。その時の手術入院から退院までのことを書いていきます。
胆嚢手術の入院期間は?
まず日帰りではないので、入院し手術をして経過をみて退院という流れでした。
以前書いた手術前の検査が終わっているので、とにかく手術をするのが目的のはっきりした入院でした。
2016年4月25日(月)に入院手続きをして入院し、4月29日(祝)に退院しました。
計5日間ですね。
短いようですが、個人的には後半ちょっと長く感じました。その理由は後ほど書きます。
胆嚢手術の入院中は?
まず入院して手続きはありますが、そこは省きますね。恐らく病院によって変わるかもしれませんし、細かくその辺りはもう覚えていませんので。
そして、着替えて点滴の針が手に付られ、ほぼ退院目前まで針は刺さったまんまです。手術の時もこれが活躍しますしね。
あとは、3日目の手術までは、入院前と変わらず元気な状態が続きます。ですから本当に暇でした。
・初日から点滴針を付られ点滴が始まる
・2日目に手術の執刀医から、手術方法や効果や内容の説明を聞き、3枚か4枚ほど同意書に署名
(臓器の癒着などが起こったり、最悪の場合開腹での手術に移行する事や、最悪の状況はどういうものか、など色々説明されます。結構ドキドキしました。だけど結局手術を受けないと、食事や生活に結構な支障があったので、兎にも角にも私は手術をするしか無いと思ったので当然の如く全部署名しました)
・2日目下剤を飲む。
(手術後にトイレに動けないので、便を手術日の午前中に出すように、みたいな感じだったと思います)
・3日目午前中に手術担当の看護師から、手術時の確認事項の説明を受ける
(前開きの寝巻き・T字帯・タオルも確認され、手術の際に渡しました)
・3日目午後手術室に自分で歩いて移動→手術→終了次第に個室病室にベッドのまま移動
・3日目ベッドから動けず、酸素吸入を付けられ、一晩過ごす
・4日目ベッドから動けることが出来るか看護師が付いて病室の周りを歩いて確認。動けたら4人部屋に移動。
・5日目退院
こう書くとそんなに大変でもない感じだけど、手術後からかなり大変だったのを覚えています。
胆嚢手術の時間は?
たしか3時間ほどだったと思います。
ただ、手術される本人の記憶は全身麻酔のため途切れて、一瞬で終わります。
本当に一瞬だった感じです。
逆に麻酔入っていきます、と言っているのを聞いて、腕の点滴から入ってくるのですが、腕がすーーーーっと冷えていくのが分かるのですが、麻酔から覚めると一瞬でしかないので、「えっ?麻酔覚めた?効かない?」と勘違いするほど一瞬でした。
終わったら、とにかく無事生きていることに、なんかホッとしたのも覚えていますね。
胆嚢摘出手術したら寝れない?
私は眠れない人でした。なんか全然眠れなくて、本当に困りました。
拘束されたように動けないから辛いし、疲れているのに眠れない。そして、神経が昂ぶったようにイライラもしたし、本当に嫌だった。眠れるように薬を要求したら良かったと本当に後悔しました。
拘束されたように、というのは安静にさせるために、以下のようになっていてベッドから動けないのです。
・点滴が投薬されている
・酸素吸入で鼻下に管が付られ吸わされている
・手の人指し指か中指に心拍数など健康状態を送る器具が付いている
この状態で神経が敏感になっているかのような状態だから、器具が本当に邪魔に思えて余計イライラしてたまらなかったです。
次の日は4人部屋に移動していたし、あの拘束された状態から解放されたのでなんとか寝られましたね。
先ほど後半は長く感じたというのは、こういう事が原因で落ち着かなかったということです。時間が経つのが長く感じたんでしょうね。
胆嚢摘出の手術痕は?
手術の痕はどんな感じなのか?
大体5mm?1cm?まぁそんなぐらいの小さい穴が4つお腹に開けられて手術がされたので、開腹よりも動けるようになるのは早いです。
お腹の辺りは包帯グルグルになってるのか、というと違ってサランラップのような水を弾くような透明なサラシのようなものがグルグルにされて巻かれていました。
だから穴が開けられた箇所はちょっと血がベタっと滲んでたり、していてその血が手術1日後などは黒っぽくなっている感じでした。
退院するまでそのラップみたいなのは替えたりせず、そのまま退院となりました。
退院してその日からシャワーも浴びましたが、そのまま巻いていました。
何日ぐらい巻いていたか忘れましたが、数日後には自分で取ってね、と医師に言われました。何日後とかはもう覚えていませんが、退院したのが昭和の日でしたが、GW中に自分で剥がしたのを覚えています。
痛みは起き上がる時など腹筋を使う際に力が入りにくいのはありますが、全く動けないことはありませんでした。
2年経っても痕は残っていますがそんなに目立ちません。
胆嚢の腹腔鏡手術の費用は?
この時の手術と入院費は領収書を見たら、168,300円でした。
私は国民健康保険を使っていますが、退院してから「高額療養費制度」を使って、更に自分で医療保険も加入していたので、色々戻ってきました。
でも実際、手術や入院の前に検査を数回に分けてやっているので、その時の医療費が嵩んでいるので、「やった、儲けた!」ということは無いですけど、やっぱり医療保険に入っていて良かった、と思いましたよ。
胆嚢摘出手術後の退院は?
先ほど書いたように、入院期間は5日で、手術後2日目で退院しました。
腹腔鏡手術なので、お腹に穴が4つ空いている状態ですが、以外と早く退院できるものだと驚きました。大体そんなものらしいです。
自分でタクシーで帰れるほど動けるので、そんなに大変な状態ではないです。
退院が4月でしたが、その後8月に一度レントゲンやその後の健康状態を診るための通院がありました。そこで問題無いと判断されて今に至る感じです。
さいごに
入院から退院までを体験記として書いてきました。所々で感想も混ぜつつでしたが、とにかく無事に手術が完了したのが良かったなと思います。
それから、そのおかげで食生活もほぼ胆石痛が出る前に戻り、あの激痛が出なくなったのは本当に良かったです。
手術の直後、私の胆嚢の中には3つ程の小指の先っぽぐらいの大きさの結石を見せられました。私はそんなに手術直後は朦朧としていて覚えていないのですが、付き添いの妻がそう言っていました。
幸い胆管の方には出てこないものだったので、あの石が胆嚢の入口付近でせきとめたりしてたのかな?なんて想像しながら、良かった良かったと思ったものです。
胆石痛に悩む人に、どうすればいいとかは私は医者では無いので、言えませんが手術で摘出した時の状況はこの記事で書いたままです。参考になれば良いなと思います。