お彼岸とお盆の違いを説明します!
毎年お彼岸とお盆と呼ばれる時期がやってきますが、この二つの違いってご存知ですか?
若い年齢層の方はあまり意識して生活をされないかと思いますが、どちらも日本古来から伝わる大切な行事。
早速お盆とお彼岸の違いについてまとめてみました。
お彼岸とは何?
お盆、お彼岸ともに時期をはっきり知らない人も近年とても増えています。
そもそもお彼岸とは日本の独特の風習で先祖を敬う行事の一つ。
正確には年に2回、春分と秋分の前後3日間のあわせて1週間をお彼岸と呼んでいます。
お彼岸は先祖の元に私達が出向いて供養する意味があり、一年間の中で最も現世とあの世が近くなる日とされています。
なぜこの時期になのか、その理由は仏教では極楽浄土が西になると考えられているため、一年の中でも太陽がもっとも西に沈む春分と秋分が供養に適している為といわれています。
お彼岸になるとお墓参りをするのはそのためなのです。
またお彼岸のお供え物としておはぎありますが、材料の小豆が厄除けの意味があるともいわれて、お彼岸の時期はあちこちが販売されています。
お盆とは何?
お盆とお彼岸の違う点は、お彼岸は先祖に私たちが出向くのに対して、お盆は先祖が私たちのところにやってくるという点です。
お盆といえば思い出されるのが夏休み。
8月15日前後を旧暦でお盆の時期になっていますが、地域によっては新暦の7月15日にお盆を行うところもあります。
お盆は先祖をお迎えするための迎え火や送りだすときの送り火をする風習になっています。
お盆の特徴としてはお盆飾りをすること。
ほおずきや牛をかたどったにしたナスなどは、先祖が家を間違わずに見つけられるようにする意味があり、迎え火と同じ由来があります。
このお盆飾りは一般的に8月13日〜16日に飾ることが多いのですが、これも地域によって多少異なるようです。
またお盆の期間中は生き物に先祖が生まれ変わっているとも言われ、小さな虫でも殺してはいけないと昔から信じられています。
大切にしたい日本の行事
お彼岸もお盆も日本では仏教により信じられて行う行事。
先祖を敬うことで家内安全を願う意味もあります。
しかし最近ではお盆やお彼岸はただ時期を呼ぶ名前として本来すべき行事を知らない方も大変増えています。
そして近年の住宅事情により、お盆の迎え火や送り火で火を焚けない場合も増えています。
大切な古来からの風習なので、ぜひ次の世代にも引き継ぎたいですね。
お彼岸やお盆の時期はお墓参りをして先祖に感謝する気持ちが大切です。
今度のお彼岸やお盆の時期は、色々な思いを込めて先祖を敬いましょう。
そして健康、幸福を祈願していつも見守ってもらえれるようにお願いしたいですね。
まとめ
お彼岸とお盆は、先祖のおかげで今の自分がいるのだと感謝する期間。
何気なく過ごしてしまう方もいるでしょうが、これからはお彼岸とお盆の時期は少しだけでも先祖のことを思う時間として意識してみましょう。
大切な意味がある日本古来の行事のため、いつまでも続けていきたいですね。