夏場活発になる水虫の原因である白癬菌の繁殖に適した状況を紹介
2018/08/06
かゆくてつらい足の水虫の原因は白癬菌の繁殖にあります。
夏場になると活発になり水虫に悩む人の数を増やす白癬菌ですが、いったいどのようにして繁殖するのでしょうか。
水虫の予防のために、原因である白癬菌が繁殖する状況について調べました。
白癬菌はお風呂の足拭きマットで繁殖する
白癬菌はカビの一種ですので、高温多湿な場所で繁殖しやすいです。
高温多湿な場所といえばお風呂場です。
お風呂場の足拭きマットはお風呂あがりに濡れた足で上がる場所ですから、いつも生暖かくて濡れている状態です。
水虫の人が足ふきマットの上に乗れば白癬菌が落ちて繁殖しますから、他の人が足ふきマットの上に乗ると白癬菌がついて水虫がうつります。
白癬菌は1日以上足を洗わなければ繁殖する
白癬菌は触ったらすぐに感染して繁殖するわけではありません。
白癬菌が足などについて菌糸を張り、そして感染するまでには24時間以上かかります。
白癬菌が足についていても、その前に洗い流せば白癬菌が足に繁殖することはありませんが、1日以上足を洗わないままで過ごしてしまえば白癬菌が繁殖して水虫になります。
水虫を防ぎたければ、毎日必ずお風呂で足を洗うようにすることが必要です。
白癬菌はずっと同じ靴を履いていると繁殖する
人間の足は24時間のうちに200mlも汗をかくと言われています。
素足でいるならば汗をかいてもすぐに乾きますから足に湿気が残ることはありません。
しかし、サラリーマンなどはほぼ一日中靴を履いて過ごすことも多いですから汗は靴や靴下が吸い取ってジメジメした状態を作ります。
夏場などは靴の中の温度もかなり高くなりますから、白癬菌が好きな高温多湿の状態が作られるために白癬菌は繁殖します。
高温多湿な状態を改善するためにはしょっちゅう靴を履き替えて靴の中の湿り気をとらなければならないのですが、一日中同じ靴を履き続けている方も多いです。
白癬菌の繁殖を抑えるためには、靴や靴下の替えをいつも用意しておくことが効果的です。
まとめ
冬の間は気温が低いですし空気も乾燥していますから白癬菌の繁殖も勢いを失います。
その反対に夏の間は白癬菌の好きな高温多湿の状態が続きますから、梅雨に入る頃から白癬菌の繁殖とともに水虫に悩まされる方が増えます。
水虫から大事な足を守るためには、常に足を清潔に、そして湿気のない状態で保つこと、そして靴や靴下は蒸れたままで放っておかず替えを用意しましょう。
そうすれば白癬菌が繁殖しないように足を守ることができますよ。